『3人で一緒に攻撃するわよっ、キュアオレンジっキュアキウイ!』


『ええっ』


『分かったわっ』


『出てきてっ、フルッティースティック!皆、力を込めてっ』


『三種類のフルッティーの香であなたもメロメロ!フルッティーシンフォニー!!』


3人で一気に1つのスティックを一振り。


さすが怪力女三人組。


たった一振りで、風力で相手を壁まで押し、そして浄化的な感じのことをする。


フルッティースティック恐るべし。


しかし、まだここは中盤。



『フルッティープリキ○ア。こんなやつにてこずって…。我が敵ではないな』



フハハハハ、とTHE悪のボスですと言わんばかりと高笑いと黒衣服に身を包んだ謎のヤツ。


フルッティープリキュアは唇を噛み締め、視線を落とす。


が、リーダー格のキュアストロベリーは思いっきり顔をあげ、THE悪のボスを指差す。


『私たちは一人だとどうしようもないかもしれないっ!けれど、3人一緒なら無敵よ!覚悟しなさいっ』



無敵な根拠を切実に教えていただきたい。


しかし、この女の子威勢がいい。


俺もこんな女の子と1発ヤりたかったじゃねぇの。


強気な女の子の涙目とか、口は悪口言ってるけど体は正直とか。むっちゃそそるじゃん?


まぁ美沙ちゃんがいる限りしないけど?うん。


視線をキュアストロベリーから、美沙ちゃんに移すと、少し唸っているご様子。


眉間にシワを寄せ、かなり苦しそう。


「美沙ちゃん…?」


無意識に彼女を呼ぶ。






「ん、………?さ、くら…さん?」