母「あ!麗羽。ここに座ってちょうだい」
そう言われ、椅子に座る。
麗「もぉー、何よ〜」
母「急に本題入るけど…………
お父さんの仕事の転勤が決まってね?
春休み中に引っ越す事になったのよ…」
麗「……………………え”え??!!」
余りに突然で!!
しかも、ててててて転勤???
そして、ひひひひ引っ越す???
いやいや、まって!まって!!!
麗「え?ちょっと、待ってよ!」
あたしは、混乱状態になっていたのだ……
母「だからー…転勤で引っ越すの!」
麗「………それって、あたしも行くの…?」
一番知りたい事は、ソレだった。
あたしは、此処から………
離れたくなかった。
母「……うん。そうなのよ。
今回の転勤先はちょっと県が
飛んじゃってね?
だから、引っ越す事になったのよ。」
麗「…う……そ…………でしょ、、」
ショックでこんな言葉しか……出てこない。
あたしには、
大好きな…これからもずっと一緒だと
思ってた彼氏だっているのに。
大切な友達だっているのに。
麗「………やだ………ょ。グズッ」
離れたくなくて、泣いてしまった。
母「あらあら…泣かないて?麗羽
麗羽には、彼氏だって友達だって
いるのは知ってるわよ。
でもね、こればっかりは………ね?」
お母さんを見ると、
悲しそうな顔をしていた。
麗「………何県に…行くの?」
母「岩手県よ……」
それを聞いて。
遠すぎる。
埼玉県と岩手県………って、、、
麗「……わかった。いつ此処出るの?」
母「来週には………出たいわね…」
麗「らららら来週っっ?!?!?!」
コレにもビックリした。
嘘でしょ?
来週までしか、蓮達と会えない……なんて。
取り敢えず………
話しは終わったから部屋に向かった。