「はぁっはぁっ…」



どれくらい走ったのだろうか




もう呼吸をするだけで精一杯だった




((期待しちゃって…馬鹿みたい))


玲侍の頬を叩いた方の手をみつめる



私の手も赤くなっていたのだから

玲侍の頬は真っ赤になってるに違いない




「もうやだあ…」



自分で自分に呆れながら


その場にしゃがみこむ




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