「べつにー?」



思わず吹き出してしまったのを誤魔化すと


柚姫音は「うぅ〜…」とこちらを睨んできた



キーンコーンカーンコーン…


最終下校時刻を知らせるチャイムが鳴った



「そろそろ帰るか。」

「だね」


そういって俺たちは校門へ向かった







「んじゃ、ここで。」


「うん。…あ」


「ん?なんかあった?」



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