「べつにー?」 思わず吹き出してしまったのを誤魔化すと 柚姫音は「うぅ〜…」とこちらを睨んできた キーンコーンカーンコーン… 最終下校時刻を知らせるチャイムが鳴った 「そろそろ帰るか。」 「だね」 そういって俺たちは校門へ向かった * 「んじゃ、ここで。」 「うん。…あ」 「ん?なんかあった?」 .