「望愛ちゃんは…どうするの、??」


「どうだろうね」


「…高田くんが好きなんじゃないの??」


「今は わからない」



そう言うと 望愛ちゃんは



帰っていった




私は震える手でクッキーを握って


無言で望愛ちゃんを見送ることしかできなかった




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