それに “好きだ” って…?




「俺も、『嫌い』だなんて嘘だよ。やっと追いついた」



風に運ばれたシャンプーの香りが


鼻腔をくすぐる



((ラベンダーかな…))



「えっと…僕と、付き合ってください。」


すこし恥ずかしそうに、玲侍は言った




「…そんなの、答えは一つに決まってるじゃん…」



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