「さっ…さいてー、だよね!私。蒼汰はっ、親友の好きな人なのに…わかってるのに…」



涙かこぼれて、声が震える



「望愛ちゃ…「ごめんね…ごめん、ごめんごめん……」


私の名前を呼ぶ声も遮って

私は続ける



「こんな親友いらないよね。酷い裏切りでしかないよね。しかも(仮)外すかもなんて言って…」


「…うん。」



「蒼汰のこと、好きになりそうなの。恋愛感情の。でも…私っ…」


「うん。わかってる」



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