下校を知らせるチャイムが鳴る




「のーあ!一緒に帰ろー」


「うん、いい…」



OKしようと思った瞬間


胸が少しちくっとした気がした




チラッと柚姫音の席の方をみると


悲しい表情で 胸を手で押さえながら立っていた



((…今日は、柚姫音と帰ろうかな))



「やっぱごめん。(仮)だとはいえ、恋人だけどさ。友達との時間も大切にしたいから」


「おう。悪いな。」



「ううん、じゃあね!」


「また明日」



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