「りほちゃんのお父さんも、立派になってくれてなぁ…

おばあちゃんは…とっても嬉しいよぉ」



それはほんとに嬉しそうに言ってた。



「あの子が立派になったのは、お母さんのおかげ…。ほんとに感謝しないと…」


「違うよ…。おばあちゃんがお父さんを育ててくれたからだよ。」


私がそういうと、おばあちゃんは


「そうか…そうか……」


って泣いてしまった。


「りほ、もう時間だぞ。」


と、おじいちゃんが言ったので、


「ごめん、もう帰るね?今日はありがとう。」


「いや、りほちゃん、ありがとう。」