私には、好きな人がいる。 彼の名前は美樹 晴一君。 クール系での大人しい感じの、他のバカ男子とは雰囲気が違う。 「……美樹君」 「何ですか?明日さん」 眼鏡の奥から二重の綺麗な瞳が見える。 中学生とは思えない。 「お話しない?」 「……いいですけど、明日さんとは話がかみ合わなさそうです」 眉を下げる美樹君。 美樹君のことなら、知ってるのに…。