「じゃあ入って」


高橋先生の後ろにいたのは


「うそ…」


私は呟いた


そこにいたのはさっきぶつかった人だった


この人が副担任…


「えっ、かっこよくない?」


「イケメンじゃん!」


女子たちが騒ぎ始めた


「はーい! 静かにしろ! じゃあ自己紹介を」


「水澤誠(みずさわまこと)です! 今日からよろしくお願いします! 担当教科は国語です!」


水澤先生か…


国語の先生なんだ


やばい


なぜか目を離せなくなる


こんな感情いつぶりだろう


いや、初めてかもしれない


これは一体…?