断られる覚悟で、亮君に気持ちを伝えた。
駄目だよね、最近話すようになっただけなのにいきなり告白されても困るよね。
「忘れて」って言おうと思った瞬間。
「こんな弱い俺の何処がいいの?こんなにボコボコにされてる俺でいいわけ?」って亮君が言ってきた。これって断られてるんだよね?そう思って良いんだよね?そう思って私は……
「ごめん!忘れて!!」って言っら
「なんで、断ってないんだけど。てゆうか俺にも言わせて」
と言って亮君は深く深呼吸した。
「俺もお前のこと好きだよ。友達としてじゃなくて、なんとゆうか…女の子に先に告白された後でカッコ悪いんだけど付き合って下さい。」
私は言葉が出なかった。ただただ嬉しくて、また泣きそうになってた。いや、号泣してたかもしれない。
思いもしなかった出来事だった。
嬉しくて嬉しくて死ぬほど嬉しかった。
まだあの時の感情は覚えてる。多分何があっても忘れない。忘れられない。
こうして私の人生で初めての恋がスタートした。
思いもしなかった亮君との恋。
夢じゃないよね…。