一学期が終わり、夏休みに入った。亮君に会えるのは君が部活で同じ時間帯に私も部活の時だけ。そんなのは週二回ぐらい。
でも、そんな日々が続いていたある晩知らない番号から電話がかかって来た。
080-××××-××××誰だろう?
「もしもし」
「俺だけど…。」
私は物凄くびっくりだった反面少し嬉しかった。
電話の内容は夏休み中にクラス委員が決めなければいけない文化祭の内容だった。
理由が何であろうととっても嬉しくて幸せな時間だった。ほんの数分の出来事でも私にとっては、大きな一歩となったんだから。