「三つ目予約」
と書かれた封筒。その中の手紙を読んでみると、涙がポロポロ落ちてきた。三つ目の約束…。
この手紙を読んでいる時はきっと俺は眠っているだろう。まず、お前に謝らないといけない事がある。俺は小さい時から心臓の病気を持っていたんだ。遅かれ早かれ俺は
お前よりも早くこの世をさることになっていた。その時が今だった。このことを隠しててごめん。隠すつもりはなかった。
ただお前をかなしませたくなかった。心配掛けたくなかったんだ。許してくれ。
それでは、本題に入るよ。
俺とお前の約束の三つ目覚えてるか?
辛い時は一緒に泣く。一人で泣かないこと
俺が頼んだ約束。今も守ってるか?
この時の為に作った。お前が泣かないように。いづれこうなる事はわかってたから…。
俺のためなら泣くな。一人でないたら約束違反だそ。お前は大丈夫。これで、いつでもお前を守ってやれる。そばに居れる。
悲しくないか、辛くないか、楽しんで生きているかいつでも見てられる。
だから泣くな。泣いてたら笑ってやる。
空の上でいつまでも。さようなら…。
私は今三つ目の約束の意味を知った。
私は泣くのをやめて笑顔でいる事にした。
周りからどんな顔で見られようと亮君との約束を守るためにその日から泣くのをやめた…。