「愛莉は素直な方が、可愛いよ。まあ、どんな愛莉でも好きだけどねー」 大人っぽい颯が、ふざけながら言う無邪気さも私にとっては…大好き。 「……私も颯のそーいう所好きだよ」 毎日、好きって言い合ってとても嬉しい気持ちになる。 登下校も一緒、クラスも一緒。 私にとって彼は、私の幸せに欠かせない人なんだ。