『じゃあ…ありがとって思ってるなら、
俺の事 "涼介" て呼んでよ!』




なっ……なな!うぅ…緊張するなぁ。




「りょ…涼介……くん…」




その時だった、私は拓実がリビングにいることを忘れていた。




「……涼介…?」




拓実の声が、リビングに響く。