「お菓子はクッキーでいい?」
「うん。それでいいよ〜」
「はいッ」
レモンのいい香りがアタシに早く飲めと誘ってくる。
アタシはその誘惑に負けて飲み干してしまった。
「うん。いい飲みっぷりよ。」
姫子ちゃんはニコニコしていた。
「それでね、今度からね学校を新しく編入してもらうの。」
アタシはクッキーを頬張りながら聞いていたがその言葉が出た瞬間口から出してしまった。
「編入試験、絶対合格できねーよ!!」
「大丈夫だよ。お金その分ちゃんと出してあるから」
自信満々でそう言われた。
ってことはもうアタシがその編入試験に合格出来ないことを分かっていたってことになるよね……
ちょっとショッキン‘グー,な話だわ。
「でね制服がこれなの。」
そう言って取り出されたものはアタシにとって1番ミスマッチなヒラヒラのスカートにヒラヒラのブラウスでめちゃめちゃリボンのデカイ、いわゆるラブリー系全開な制服だった。
「無理だよー。学ランって無いの?」
「ごめんね女子校なんだ。」
そんなぁぁぁぁ!!!!!