思わず姫子ちゃんに見とれてしまった。
「やだなぁ……そんなに見つめないでよ。」
「ごめんなさい……」
「敬語なんて使わなくて良いのよ。」
「どうして………ですか……?」
思わず口を紡ぐ。
「那智ちゃんったらかわいいッ」
そう言ってアタシにキスしようとした。
「ごめん……それだけは止めてくれ。」
「そう………残念……」
寂しそうな顔をして俯いてしまった。
「まぁいいわ。お茶にしましょ??何ティーが好き??」
「え??何ティーって……??」
「例えばーレモンティーとかァダージリンティーとかァハーブティーとかかなァ?」
「じゃあレモンティーで。」
「分かった〜」
後ろを向いたときフワリと桃の香がした。
いいにおい………
って変態かよ!!!