(今の俺と妃愛の間にあるものはなんなんだろう…)
友情なのか、それとも――。
気になって仕方がないのに答えを踏み切れないのは、ほかに理由がある。
だがそれはただの言い訳に過ぎない。
欄には「さっさと告白しちゃえよ」と言って、勇輝に告白するように背中を押したし、2人きりになれるようにたくさん機会をつくってあげた。
結局うまくいってないみたいだが彼女なりに日々頑張っている。
司だって遥と距離を縮めるために頑張っている。
好きな人がいて、自分を変えようとしている司。
この距離感を壊したくないと、気持ちにふたをしている自分。
比べるものではないのであろう。
我ながらどうしようもないなと思ってしまう。
ふっと視線を感じ、司は足を止め、上を見た。
(希輝だ。あいつどこみてんだ…?)
辺りを見回すが、自分以外の姿はない。
もう一度窓を見上げると、すでに希輝はどっかに行ってしまった。
希輝は昔からの幼馴染みで親友だ。
彼は何かと目立つ存在で見た目もかっこよく性格も良いのでみんなから好かれている。
「希輝だったら、好きな奴に告白できるんだろうな」
友情なのか、それとも――。
気になって仕方がないのに答えを踏み切れないのは、ほかに理由がある。
だがそれはただの言い訳に過ぎない。
欄には「さっさと告白しちゃえよ」と言って、勇輝に告白するように背中を押したし、2人きりになれるようにたくさん機会をつくってあげた。
結局うまくいってないみたいだが彼女なりに日々頑張っている。
司だって遥と距離を縮めるために頑張っている。
好きな人がいて、自分を変えようとしている司。
この距離感を壊したくないと、気持ちにふたをしている自分。
比べるものではないのであろう。
我ながらどうしようもないなと思ってしまう。
ふっと視線を感じ、司は足を止め、上を見た。
(希輝だ。あいつどこみてんだ…?)
辺りを見回すが、自分以外の姿はない。
もう一度窓を見上げると、すでに希輝はどっかに行ってしまった。
希輝は昔からの幼馴染みで親友だ。
彼は何かと目立つ存在で見た目もかっこよく性格も良いのでみんなから好かれている。
「希輝だったら、好きな奴に告白できるんだろうな」