中学校生活最後の夏は、あっという間に過ぎていった。
いまだに受験生という自覚をもってない妃愛を置いて、日に日に高校受験の日が近づいていっている。
妃愛は机に座りながら、雲一つない空を眺めていた。
ちらりと横をみると、希輝も同じように空を眺めていた。
希輝はなんとなく気があって、いつも一緒にいる大切な友達だ。
だが、私…。妃愛には秘密にしていることがある。
希輝はサッカー部に、妃愛は演劇部に所属しているが、お互いの部活動とは関係なく2人で音楽活動をしているのだ。
歌を希輝が歌い、妃愛が作詞作曲をし、もうすぐ待望の歌が完成しそうな状態だ。
けれど、部活動と受験勉強に時間をとられあと一歩でつくれる歌がなかなかつくれない。
本当は希輝と早く歌を完成させたいが、きっと忙しだろうから私は遠慮していた。
妃愛はそうやって言葉を飲み込んでしまうことがおおかった。
ふと、我に返った途端目の前にいる希輝をみて緊張がはしり頭は真っ白だ。
顔が赤くなっていくことに自分で気づきマフラーで顔をかくした。
(あああ…緊張してることバレバレだよ)
最近はやっと気軽に希輝と話せる仲になってきたが、昔はネットでしか話せずリアルでは一切話したことがなかったのだ。
最後に2人で一緒に帰ったのは2ヶ月前だ。
(はあー。一緒に帰りたいなー。)
なんて心の中では思っているが行動にだせない自分にイラっとする。
いまだに受験生という自覚をもってない妃愛を置いて、日に日に高校受験の日が近づいていっている。
妃愛は机に座りながら、雲一つない空を眺めていた。
ちらりと横をみると、希輝も同じように空を眺めていた。
希輝はなんとなく気があって、いつも一緒にいる大切な友達だ。
だが、私…。妃愛には秘密にしていることがある。
希輝はサッカー部に、妃愛は演劇部に所属しているが、お互いの部活動とは関係なく2人で音楽活動をしているのだ。
歌を希輝が歌い、妃愛が作詞作曲をし、もうすぐ待望の歌が完成しそうな状態だ。
けれど、部活動と受験勉強に時間をとられあと一歩でつくれる歌がなかなかつくれない。
本当は希輝と早く歌を完成させたいが、きっと忙しだろうから私は遠慮していた。
妃愛はそうやって言葉を飲み込んでしまうことがおおかった。
ふと、我に返った途端目の前にいる希輝をみて緊張がはしり頭は真っ白だ。
顔が赤くなっていくことに自分で気づきマフラーで顔をかくした。
(あああ…緊張してることバレバレだよ)
最近はやっと気軽に希輝と話せる仲になってきたが、昔はネットでしか話せずリアルでは一切話したことがなかったのだ。
最後に2人で一緒に帰ったのは2ヶ月前だ。
(はあー。一緒に帰りたいなー。)
なんて心の中では思っているが行動にだせない自分にイラっとする。