って、あたしなに考えてるんだろう。


「なんかすっごい女子に囲まれてたよ〜。まぁ、一番人気あった黒野は陽毬にとられちゃったしね。私もまぎりれて行っちゃおかな〜」


美生の言葉の後輩は聞いてなかった。

誘われたのって女の子なの?

じゃあ南野は女の子と行くんだ……。

やだ、気持ち悪くなってきた。


「陽毬ー?聞いてんの?」

「あ、ごめ……。で、電車きたからもう行くね!」

「え、ちょっと陽毬!」