コンコン


「お姉ちゃん?お母さんがご飯って……」


優梨の言葉が止まる。

目先の先は、あたしたち。

今まさにキスしようとしているところ。


「…………ごめんね」

「優梨!?違う!違うからぁ!!!」


そっーと部屋を出ていこうとする優梨に全否定。

やだ、妹にこんなとこ見せるなんて!


「ええと、本当違くて、これはその、大河はただゴミを取ってくれただけであって、その、とにかく違うから!!!」