立ち上がってベランダの鍵を開けると、そこに立っているのは大河。 「時間ぴったりだろ」 「3分遅れかな」 大河はいつも7時15分頃にくる。 なんでかは知らないけど。 「でさ、南野のホントムカつくの!さっさと消しゴム返してくれればいいものをさ!」 「……ふーん」 「その上大河とのことをも聞かれるし!余計なお世話だって!」 「……ふーん」