「今日は、お母さんと寝ようか」 涙をぬぐい無理して笑うお母さんは、今まで見た中で一番綺麗で、もう何も言えなかった。 ただただ、お母さんの腕の中で眠ることしか…………。 そして次の日の朝、お母さんはいなくなっていた。 お父さんも見送りにでも行ったのかいなかった。