「麻里ー!起きないと遅刻するわよ!」


「……」


結局、眠れなかったな。

はぁ…学校行きたくないよ

このまま寝たふりしちゃおうかな。


「麻里ー!いい加減にしなさい!!


下からお母さんの怒鳴り声が聞こえる…まずいかな?やっぱダメだよね、こんなことしちゃ。後からお母さんに訳を聞かれても困るし…

あたしは渋々、部屋を出て階段を降りた。


「お…おはようございます」


「おそようございます。あんた、今何時だと思ってんのよ!」


やっばー、めちゃくちゃ怒ってらっしゃる…

横目でちらっと時計を確認するともう8時を回っていた。

あちゃー

怒られて当然の時間だわ…


「ごめんなさ…「お説教は後でするから今はささっとご飯食べて支度しなさい!!」


ひぃぃ…

お母さんの顔が鬼に見えるよ…怖すぎる。