暁「クソッ!!!!!」
そう言って、血を吐いて倒れ込んだ。
それでも、あたしはやめない。
復讐してるんだ。
第2の復讐だけど。
もう、きっとこいつの意識は朦朧としてるだろう。
闇「これで終わりだ。
あの世で、罪を償いな。」
ドンッ
最後に腹に1発
終わった。
あたしの白いワンピースは奴の返り血を浴びて真っ赤になっていた。
こいつは、死んだ。
脈も確認したけど死んでた。
自然に笑がこぼれた。
こんなにも、恨んでいたやつを殺すのが快感だったなんてね。
花龍や金麗達への復讐の時はもっとタノシイノカナ?
あ、旬くんの存在忘れてた。
蘭「ごめんね。変なところ見せて。
終わったから、帰ろ?」
旬「お、おう。」
だいぶ、焦ってる。
そりゃ、目の前で人が死んだもんねw
あたしは、まだまだ殺そうとしてるのに。
こんなんで、怯えられちゃ困る。
だって、今から奴らの元へ行く。
ついてきてもらわなくても良いけど、きっと来るもん。
奴らは、こいつより恨んでるんだから、たーくさん復讐して、殺したい。
だから、こんなので怯えられちゃ困る。
本番は、これからなのだから。
もう、手加減はしないから。
あ、その前に奴らにプレゼントしたい物があるんだ♪*゚
蘭「ねぇ、旬くん!─…に寄って!買いたいものがあるの!」
旬「おう、、了解。」
蘭「ねぇ、さっきの見てどう思った?」
旬「俺は適わないと思った。
でも、お前が嫌だとは思わなかった。」
そう言って、額にキスしてくれた。
蘭「車運転中なんだから、前見てよw」
私が行きたかった場所に着いた。
そこは……
店「いらっしゃいませー。」
旬「どーして、花屋なんだ?」
そう、花屋さん。
なぜかって?
奴らに与えるに相応しい花があるから。
蘭「ないしょ!
えーっと、アザミとオトギリソウとスノードロップとダリアとフキノトウを花束にして頂けませんか?」
店「はい!ラッピングは何色がよろしいでしょうか?」
蘭「黒があれば黒でお願いします。
あと、リボンは付けないでください。」
店「分かりました。少々お待ちください。」
旬「誰にあげるんだ?」
蘭「え、花龍達。」
旬「まぢかよ。」
蘭「いずれ、私がなぜあの花を選んだか分かるわ。それまでは、絶対に教えない。」
本当は、教えてもいい。
でも、ここで教えたら、どこか自分の決意が緩みそう。
店員さんは、意味がわかってるんだろーな。
顔色変えてたし?
まぁ、そりゃそーなるよね。
だって、あんなアレなんだからさー。
店「お待たせいたしましたー!」
お、いい感じー♡
蘭「すっごくいいです!これでお願いします!」
店「○○円になります。」
こんな、金額奴らを思うと安いものよw
店「ありがとうございましたー」
旬side
蘭は、とても嬉しそうに花を見つめている。
でも、勘違いなのか?
嬉しそうに見えるだけで、蘭の目は今まで以上に闇にそまっていた。
蘭が危ない。
このままだと、蘭は2度と闇から抜け出せなくなる。
声をかけようとした時、サッとさっきの光景が脳裏を過ぎった。