声は出ないし、手は動かせないし、足も固定。

半端なく、ストレス溜まる。

叔父は厄介だ。

だって、叔父はすっごく短期ですぐ殴る。

あたしは、奴の奴隷、そして、人形として、扱われてた。

二年前までは。

でも、逃げ出したんだ。

つらくて、闇が深まるばかりだから。






あぁ、神様私は幸せになってはいけないのですか?






キィィィィィ

きた。

?「久しぶり、蘭。僕の愛しの蘭よ。
僕の事を覚えているかい?
僕だよ。神上暁登。」

いやだ。、、

いやだ。、、

誰かっ!

助けて!!
暁「やぁ!久しぶりだね!蘭!どうして逃げ出したんだい?ん?フフフフフ。」

気持ち悪い。

こいつ、笑ってるけどきっと笑ってない。

暁「さぁ、はけ。ん?どうした?涙出てるよ?肩、震えてるよ?怖いの?((ニヤ」

気配感じる。

触れられる────!!

た、、助けて!
ドンッ

な、何?

暁「なんの音だ!?
蘭、ちょっとまっててねぇー((ニタ」


?「────!!な────!ら…」

誰だよ、全然聞こえない。

でも、近くなってるみたい。

?「蘭────!!やるか…ろよ────!!」

あ、旬くんの声だ。

助けに来てくれたんだ。
旬「蘭!大丈夫か!?」

旬くんは目隠しをとって、手錠もとってくれた。

蘭「だめだよ。早く逃げて!
そーじゃないと奴が…────キィィィ」

っ!

暁「やぁ、旬よ。元気にしておったか?
さぁ、その手を話せ。
蘭は私のモノだ。」
モノ
旬「残念ながら、こいつはもう俺の彼女です。
そして、こいつは物ではありません。
人です。」
暁「ふざけやがって。
付き合ってるってか?
ハハハ。笑わせんな。とにかく、離したら何もしないから。な?」

そう言いながら、銃をこっちに向けた。

旬くんがいるなら、わたしは大丈夫。

しっかり、戦えるはず。

私は、闇蝶の性格へと、変化させた。

闇「てめぇーの相手はあたしだよ。」
暁「っ。お前あの闇蝶なのは知ってたよ。
では、ゲームを始めよう。闇蝶よ。」

ボコッ

バキッ


旬くんは、呆然とこっちを見る事しかできてなかった。

当たり前だよ。

だって、さっきまで怯えていた私が叔父を追い詰めているんだから。
暁「やるな。
でも、こっちは銃もあるんだよ?
そろそろ、手加減はやめさせてもらう。」

確かに、今まで戦ってきたやつよりは手強い。

でも、所詮組長なだけ。

聡とやった時の方がキツかった。

闇「嘘つけよ。本気じゃなかったら、そんなに大量に汗なんてかかねーんだよ。
それに、手加減するんだったら、先行とんねーだろ?」