そして月日は流れ…約束の日


私達はSHRが終わって足早に学校を出て


とあるビルの前にいる。



実は楓季のお父さんは芸能事務所の社長を


しているのだ。


数々の有名タレントや女優、俳優 、など


とにかく所属している芸能人が多い。


そこそこ人気のある芸能事務所であった。



その芸能事務所の前に私1人今立っていた


さっきまで隣にいた楓季は授業員の人に


顔を知られているため特別な人しか


入れない裏口から入ると言って歩いて


行ってしまった。


別れる間際に、受付で名前を名乗れば


すぐ社長室に通されるよう話はつけてある



と言っていたけれど…。


1人で行くのはちょっと心細いな…。と


柄でもないことを思いながら唾を呑み


深呼吸をしてビルの中へと入っていった。