「それでね、怜ちゃん。やっぱり
゙高校も今のお母さんと同じ感じだっだ
よ。」



と、話してくる。やっぱり ゙あの人は変わら



ないんだな゙ と思った。今更、あの人に



゙変わって欲しい゙ なんて思わないけど…。



私はうつむいて話の続きを待った。



「それでね…怜ちゃん。あのね、ずっと
君のお母さんや゙あの人達゙ のことで
君はずっと、苦しんできたと思うんだ。」



また、この部屋の空気が変わる。重くなる



私は、この重い雰囲気が嫌いだ。



だから、この空気を変えたくて、



゙自分を変える努力゙ をいっぱいした。



過去を思い出し、少し涙目になる。



すると、ずっと黙って、おじさんと私の



会話を聞いてくれていた。楓季が、そっと



私の背中を優しくさすってくれた。



楓季の優しさにまた、涙が出てきそうに



なる。どうして、私の家族以外の周りの人



はみんな、優しいの……。。。