「痛ったい…ちょっとなんでデコピンされなきゃいけないのよー」



と涙目になりながら楓季に突っかかった。



「だって怜すぐ小さいことで凄く心配して
来るんだもん。」



と言われてしまった…。


だって…高校で一番最初に出来た友達だもの


そりゃ心配するでしょ…と心の中でふてくさ


れたように呟いてみる。



「だって…」と言ってみたら「だってじゃない」


とまた怒られてしまった…。


ピッ…ピピッー!



そうこうしているうちに試合終了のベルが


なる。私達は話をやめて整列した。


結果は 6対8 私達のクラスが勝った。


終わった後、みんなでやったね!と



ハイタッチして体育館を後にした。