「んで…楓季…これから…どうなるの…。」


と、私は直球に楓季に聞いた。


楓季は少しの間黙り込んでいた。


すると、楓季は唇を噛み締めて


重い口を開けるように途切れ途切れに


話始めた。


「あのね…怜…。言いにくいんだけど…
LANさん…がね…。」


と、言ってから楓季は数秒じっと目を


伏せて、それから意を決したように私を


真っ直ぐ見て再び話始める。


「あのね、怜。LANさんがね、怜はちゃんと
出来るのに…なんか、気持ちが入ってない
なにか、違うことを考えてるって。」


言うの。と楓季は言った。