「はぁ…こんなことしてても時間の無駄だわ」


ヤレヤレとLANさんは大きくため息をつく。


「まぁ…お互い大人げなかったということで
ひとまず仲直りしてレッスンを再開しま
しょう。」


と、言って私に向かって手を差し延べて


きた。どうやら ゙仲直りの握手をしろ゙ と


言うことらしい…。その顔が嫌々だったのは


明白であった。だから、私は子供っぽく


その手を引っぱたたいて跳ねのけた。


゙ふん゙ って鼻でならしながら…。


LANさんは私の行動にイラッときたみたい


だけど…そこは大人力でカバーしたのか


一瞬私のことを睨(にら)んだような視線を


送りながら ゙さぁ!レッスン始めましょ゙


と言った。