あぁ…今から私の新しい生活が始まるんだ。


そして、ドキドキしながら私は楓季に


うながされて、ドアを開ける。


「失礼します。こんにちは」


楓季も私のすぐ後に一緒に入って来て


くれる。すると、奥の方から


「はぁいー!ちょっと待っててね」


と、返事が聞こえた。


楓季が部屋の隅に荷物を置こうよと言って


来たので素直に従い楓季の隣に荷物を置く


荷物を置いて、数分後、さっきの声の主が


私達の前に姿を現した。


短い髪の茶髪。化粧は厚化粧。


ピンクのハイビスカスが描かれたシャツ。


黒いスキニーパンツ。といった、極めて


ものすごく目立つ格好の人だった。


「初めましてーあなたが怜ちゃんねー!
楓季ちゃんから聞いてるわー。
可愛い子ねーうふふ♪」


と、ニコニコしながら私に話しかけてきた


私は若干苦笑いしながら自己紹介をする。


「初めまして…榊 怜です!今日からよろしく
お願いします。」


私は丁寧に頭を下げた。