「 ゙男気溢れる゙ って失礼な…っ!」


と、言いながら楓季の脇腹をこちょぐる。


「キャハハハ…っ…ちょっ…やめて…っ…!!!」


ギブです!怜さま!と言ってきたところで


こちょぐるのを止めてあげた。


「はぁ…っ…もう!怜ったら、まぁその元気
があれば大丈夫ね!」


大丈夫!大丈夫!と勝手に納得する楓季。


「まぁ!頑張るよ!なよなよしてるの
私らしくないしね!」


と楓季に言って自分にも言い聞かせる。


「本当だよ!最近の怜、怜らしくなかった
もん。」


もう…。と楓季にため息をつかれた。


確かに ゙私らしぐ なかった。


色々ありすぎて…。自分の性格がおかしく


なってた気がする。何でも消極的に


なってた。