その日、帰ってからすぐ母親に今日のこと


を一応話しておいた。


゙あっそ。頑張れ゙ としか言ってくれな


かったけど特に気にせず今日はものすごく


疲れたから、お風呂にすぐ入り眠りに


ついた。


翌日、1時間目が始まる前の休み時間


楓季が私の机のところにやって来た。


「これ、オーディションまでの日程だから
確認しといてね」


と言って日程表を置いていく。


放課後終わってすぐ…夜の8時まで。


びっしり予定が組まれていた…。


それから休日は朝9時から夜7時まで…。


土日びっしりと…。


しかも、もうすぐ夏休み。


夏休みはみっちりだった。


なんと、オーディションは夏休み終わって


すぐの9月にあるらしく…私は全然なにも


習ってないから…みっちりしごかれるらしい


トホホ…とうなだれながら目を通す。


運動神経には自信あるけど…体力が少し


足りない…。はぁ…とため息をついた。




時間は経ち、昼休み。


夏は涼しい中庭にあるベンチで楓季と


一緒に食べる。


「さぁ!さっそく今日からみっちり
レッスンよ!怜、頑張ろうね!!!」


と、楓季はウキウキに言ってくる。


「そんなに軽く言わないでよ。これは
流石にキツイって…。」