それからおじさんは


「じゃこの話引き受けてくれるのかい?」



と確認してきたので私は



「はい。やってみたいです!」


と答えた。するとおじさんと楓季は2人


゙やっだ と揃って喜びはじめる。


仲のいい親子だなぁと少しだけ羨ましい


と思う自分がいた。


「引き受けてくれてありがとう。さて、
内容の話に入ろうか…」

おじさんは少し間をあけて語り始める。


「実はね…怜ちゃんのお母さんの話は少し
的をえているようで違うんだよ。」


とおじさんは言って私は ゙えっ?゙ って


思わず聞き返した。


「ウチが大変なのは大変なんだけど…えっと
もちろん怜ちゃん…知ってるよね?」


「中島 桐生君(なかじま きりゅう)」