「どうぞ座ってくれ。怜ちゃん。」


そうおじさんが言ってくれて私は


この前と同じ場所に座る。


「さて、怜ちゃん。返事は決まったんだね」


゙さっそく聞かせてもらおうが と言う


私は…少し間をあけてこういった。


「私は楓季の役に立ちたい。母から ゙社長直々゙ の話なんだからここに何かあったんじゃないかと言われました。」


二人はじっと私の話の続きを待っていた。



「最初は ゙楓季の役に立てば゙ と思ってました。でも、あれから色々考えて母にも言われました。 ゙あんたがどう答えをだそうと私には関係ないど でも…。」


母の言葉を伝えた途端。おじさんから


「やっぱり…あの人はそういうのか…」


とため息混じりに小言で聞こえてきた


実は母とおじさんは中・高の同級生なのだ


だからおじさんは実は私と楓季が知り合う


前から私のことを知っていたらしい…。


私は聞こえてない素振りを見せて話を進める


「最初はそんな理由でした。でも、私ちゃんと考えて ゙やってみたい。゙ そう思いました。」


と、私の気持ちを正直に話した。


少し緊張が溶けた様な気がした。