もう、入学して何週間か…
最近、はじめた運命の人探しはあまり順調ではない。
それどころか、ブサイクな男子にシャーペン拾われたり…
いいことないなぁ。
「しーちゃん!!しーちゃん!!」
呼ばれるがままにその方向を向くとドアの方から小さな声でわたしの名前を呼ぶかなの姿がそこにはあった。
「なぁにー?」
「慧くん、好きじゃないんだよね!?」
コクリとうなずく。
うん。多分…
「じゃぁ、いうよ。
慧くん、付き合ってるって。しーちゃんのクラスの高瀬すずって子!!」
「まじかー!あのこめっちゃ性格ええんょ。うわー。お似合いだわー。かな。教えてくれてせんきゅ♡」
「だよねだよねー!!じゃぁ、授業始まっちゃうからまたあとでね!ばいばいー」
慧くんが…付き合ってる…?
信じられなかった。
かなに向かって発したあの言葉も、わけがわからなくてとっさにでたこと。
【慧くんが付き合ってるって。】
この言葉を聞いて、こんな焦るなんて自分でも思ってなかった。
だから、わかったんだ。
慧くんが、私にとって大切な存在って。
まだ…好きなんだ…って。
最近、はじめた運命の人探しはあまり順調ではない。
それどころか、ブサイクな男子にシャーペン拾われたり…
いいことないなぁ。
「しーちゃん!!しーちゃん!!」
呼ばれるがままにその方向を向くとドアの方から小さな声でわたしの名前を呼ぶかなの姿がそこにはあった。
「なぁにー?」
「慧くん、好きじゃないんだよね!?」
コクリとうなずく。
うん。多分…
「じゃぁ、いうよ。
慧くん、付き合ってるって。しーちゃんのクラスの高瀬すずって子!!」
「まじかー!あのこめっちゃ性格ええんょ。うわー。お似合いだわー。かな。教えてくれてせんきゅ♡」
「だよねだよねー!!じゃぁ、授業始まっちゃうからまたあとでね!ばいばいー」
慧くんが…付き合ってる…?
信じられなかった。
かなに向かって発したあの言葉も、わけがわからなくてとっさにでたこと。
【慧くんが付き合ってるって。】
この言葉を聞いて、こんな焦るなんて自分でも思ってなかった。
だから、わかったんだ。
慧くんが、私にとって大切な存在って。
まだ…好きなんだ…って。