「さて。私は学校行くよ?くーちゃん外行く?お家いる?」 私が指を外に向けるとくーちゃんはにゃーと鳴いた。 くーちゃんがお家の中にいることはほぼない。 外が好きなのだと思っていたので、飼い猫にしていない理由もそこにあった。 くーちゃんは窓を開けると外に出て行った。 私は窓を閉め、学校に向かった。