「アウゼ…?大丈夫なの!?」

「当たり前だろ、バカ。」

いつもの憎まれ口…。

良かった……!!

「さっきの呻き声は、最初に矢を放った
奴の声だよ。俺がやり返した。」

えぇ!?

「やり返したって…。何にも見えないのに?
どうやって…?」

すると、フンと鼻で笑われる。

「見えなくても、矢が刺さった方向で
大体検討はつく。それくらい基本だ。」

「そ、そうなの…?」

すごいんだ、アウゼって…。
今更だけど。