…えぇ?

「混乱って…?」

凪おばさんはキョトンとしているけど、
私には全く分からない…。

すると、凪おばさんは悲しそうな顔を
した。

「楓ちゃん…。そうだったわね、あなたは
その時の記憶だけがないのよね…。」

「え…?記憶が、ない…?」

凪おばさんは、微かに頷いた。

「えぇ。楓ちゃん、あなたはここ1ヶ月、
行方不明だったの。」