高校生になってから1週間が経った。



私は駅のホームでケータイをいじりながら電車を待っていた。



「あーずっ!よっ、おはよう!」



私は後ろからした低い声に振り返った。



「夕瓜!びっくりしたー!おどかさないでよ。」



「ごめんごめん。」



てへっと舌を出しながら謝っているのは私の中学のときからの親友、桜井夕瓜(さくらいゆうり)。



いつも私と夕瓜、あと瞬で一緒にいたなぁ…。