「また何か悩みですか?」


突然声が聞こえて振り替えると篠原がクスッと笑っていた。


「口開いてるし(笑」


改めて見ると、篠原の顔はやっぱ可愛くて。


タイプなわけじゃないはずなのに、ドキッとした。


「お前、考えごとするときいっつもアホ面してるよなぁ。」


「アホ面って失礼すぎ。いいの、アホ面でも可愛いから。」


「今度、自分の顔をよ〜く鏡で見てみなよ(笑」


「何だとぉ〜(笑」


こうやってフザけ合っていると何だか幸せで。


やっぱり私は篠原が好きなんだって、そう思った。