「さっき、俺が教室であんたのことを

ばかにしたことなら謝らねーよ」


(別に気にしてなんかない、

いつも言われることです)


「あんたさ……

もし明日死ぬと言われたら

いつもと同じように勉強できるの?」


(……え?)


「悪い、今のは忘れてくれ……」


蓮はそう言い残し、屋上を去っていった。


(な、なに今の……)