「あれ?がり勉ちゃんまた会ったな、

家ってこの近くなの?」

(な、なんて災難な日なんだろうか、

私の苦手な人間に1日に3度も会うなんて)

「俺んちはこの家なんだけど……」

(え……えぇぇ、私の家の真横じゃん!)

私は慌てて自分の家に入っていった。

「あ、お隣さんだったんだ…」

蓮も茜が隣の家に入って

行くのを見て初めて隣の家が

茜の家だと知った。