あたしのまーくんへの想いは、中学3年生の冬、ちょうど長かった高校受験が終わったころ、ついに爆発した。
「さいきん元気ない?
どしたの受験も終わったのに」
何度もいうけど、あのときあたしはまだまだほんの子供だった。
だから、受験が終わってもまーくんがあたしを気にかけてくれていたことに、簡単に舞い上がってしまった。
「先生のせいだよ…」
「え?」
「すきなの…!」
長い沈黙は一気にあたしを現実に呼び戻した。
言っちゃった…
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…