「う、うん…」


私がおそるおそる頷くと、美桜里は大きなため息を吐いた。



「はあぁぁあ……」



「…え、だって、進展ってどんなこと?」


「手ぇ繋いだり、キスしたり、抱き締めたりだよ!」


「え、ない!ないない!!」


「…あんたら……。あたし、小学生の頃からしてたけど!?」


……うん。美桜里は昔から、マセてたもんね……。



「あの昴がするわけないじゃん…」