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「ぶっ、これ誰?」
「……川嶋ですけど何か?」
「………マジ?くっ……クっ………ぶっあはははは…………超ウケるじゃんっ………あはははは」
麻美さん曰くブサカワうさぎの着ぐるみを着用した私はケインに指を差されながら大笑いされていた。
ケインも接客係のためギャルソンのような服装に着替えていた。
その一方、私はおとなしく着ぐるみを着て客引きをするのだ。
なんて従順性のある女なんだ。
「みーなみ!似合うじゃん」
「うぉ!麻美さん。……って、これって顔も隠れてるし似合うとかどうとかない気が…」
「まあまあ」
そういう麻美さんもメイド服にお着替えが完了していた。
な、なんて萌える格好なんだ。
「ま、前川、マジえろ「死ね」
ケインは麻美さんによりノックアウトされた。
みんな着替えが完了したようだ。
藤くんは……?
藤くんは何処へ。
私は辺りをキョロキョロと見廻した。
すると、何やらキャーキャーと女子が戯れている一角を発見した。
その辺りに目をやった。