集合場所に到着すると、浜井くんとケインは集合していた。

二人とも甚平を着てきているようだ。



「あっ影山夫人、到着〜!」



チャラ男浜井のその一言で、真夏の暑さは一気に冷えていったのが感じられた。



「浜井くん。言っとくけど、私と影山修二はそういう関係ではありませんから」



私は切れ気味に、そしてチャラ浜井を睨みつけながら言った。



「まあまあ、あっ藤〜!こっちこっち」



私が振り返るとそこには藤くんが。


その姿を見て、私は目を見開いた。










藤くんが浴衣を着ている!!!!

そのいつもよりも妖艶な姿にやられ、目眩で倒れそうになりそうな私。



「おっす………」



藤くんが私の姿を見て足を止めている。

まさか私のこのセクシーな姿に釘付け!?



「えへへ。どう?可愛い?」



浴衣の袖を広げながら、ちょっとぶりっ子風に訊いてみた。









「ぶっ………七五三?」



「………それは10年前に終わりましたけど」