「と言うことなので、一緒に花火大会行こう〜」
私は両手のひらを合わせながら麻美さんに懇願した。
影山修二を誘う気なんてさらさらなかった。
まして藤くんも一緒だというのに。
この前のような一触即発の雰囲気にでもなったらどうしてくれるものか。
「嫌だ」
「そんなこと言わずに〜、人助けだと思ってお願いしますぅぅ」
「メンバーが微妙すぎ。無理。なんでアンタ断んなかったの?」
「だって、藤くんに誘われたの初めてだったし…」
「それ藤に誘われたんじゃなくて、佐伯みどりから藤経由で言われたでしょ」
麻美さんが今日も冷たい件ーーーー!!!!